Skip to main content

【レポート】スペインフード&ワイン商談会2024:体験レポート

Tomoko Kato    Tokyo 18 October ,2024

 

2024年、「OPEN DAYS JAPAN ~スペインフード&ワイン商談会」が東京、大阪、福岡と続き、ついに10月2日、東京・八芳園で開催されました。この商談会は、スペイン食材とワインを紹介する大規模なイベントで、輸入業者と消費者が一堂に会する場です。スペイン大使館経済商務部を通じ、Foods and Wines from Spain、及びAlimentos de Espanaによる開催です。

この企画は、ICEXと農業漁業食料省(MAPA)が展開する「#SpainFoodNation」キャンペーンの流れのなかで、スペインの食文化の多様性と品質を日本に広めることを目的としています。

今回は、展示会の様子を写真を中心に振り返ります。

会場は、八芳園(港区白金台1-1-1) 1階 「ジュール」

会場のお隣ではCAVA マスタークラスが開催されていました。

(後日、レポートでご紹介します)

「OPEN DAYS JAPAN ~スペインフード&ワイン商談会2024 」入口

入口の扉を開けると、広がる光景

イベントの雰囲気

会場となった八芳園の「ジュール」は、美しい緑に囲まれた洗練された空間です。この日、会場には35社ものスペイン食材やワインを取り扱う輸入業者が出展し、プロフェッショナルや一般来場者で活気にあふれていました。参加者の間には、特別な商談会という緊張感が漂いつつも、どこか温かさと歓迎の雰囲気も感じられます。

通訳の山下あやさん(写真:左)が、リベラ・デル・デュエロから来日したVALDUEROのカロリーナ・ガルシア氏(写真:あやさんの隣)の思いをとてもわかりやすく伝えてくれます。(輸入元:パナバック @panavac_co)

島崎さん(写真:右)に「これだけワインがあると、選ぶのもなやみませんか。いつもどうやって、コレ!というワインを見つけるのですか?」とお聞きしました。島崎さんは言います。「たしかにすごくたくさんの個性のワインに出会うけれど、最後に、印象に残るものがいくつかあるんですよ」と。

アイタナさんのブースでテイスティングをしている時、「注ぐのは、極小にしてください。わたし、捨てるのが嫌なんです」と、伝えた途端。

となりで「わかります、僕も。テイスティングなのに飲みます」と、声をかけてくださる方が。私の顔を見て「あ!いつもインスタ見てます。文章が面白いですよね」と、協会ではなく個人のインスタを見てくれていたのが石井シェフでした。

スペイン料理CASA ISHIIのオーナーシェフ 石井さん。

ひと言で語れない。スペインワインの魅力

まず目に入ったのは、ずらりと並ぶスペインワイン。テイスティングに全国の方々が駆けつけています。あまりに数が多いので、声をかけられたインポーターさんに「このなかで一つだけおすすめをください」と、お願いして試飲しました。とくに印象に残ったのは、改めて白ワインのバリエーションの素晴らしさです。この日は少し暑かったこともあり、白ワインがいっそう身体に染み込むような感覚でした。

とはいえ、やはり赤ワインのおすすめもいただきます。そして、白ワインも赤ワインもそれぞれの土地が育むブドウの個性を感じてしまうのです。そうなると、いつもの結論になります。「スペインワインは一言で語れない」スペインワインの広くて深い世界は、果てしないです。

特別な出会い

この商談会で特に驚かされたのは、輸入業者との直接のやりとりができる点です。生産者が来日している場合は、通訳の方もいらしています。その場で、商品のこだわりを聞くことができたり、質問をしたりすることはとても貴重です。

「加藤さん!」と声をかけてくれたのは、スペインワインと食協会 推奨レストラン コメドール モンリコの吉田さん。「こちらのワインをテイスティングしましたか?」とおすすめされたのは、ヴィノ・ルサファ岡村さんがインポートするワイン。モンリコさんでも実際にお客様にご紹介すると、とても喜ばれるそうです。

名古屋のスペイン料理レストラン CA LA CARMEN(カラカルメン)さんとも出会えたのは、三宮・新神戸のスペインワインと食品専門店「AITANA WINE HOUSE(アイタナワインハウス)」さんのブースで。アイタナさんが「加藤さんにカラカルメンさんをご紹介したくて」と嬉しいお声かけをいただきました。

MC/ライター/プランナー/イベント・オーガナイザーなど様々な顔をもち、昨年のフィエスタ・デ・エスパーニャ実行委員長でもあった

岩瀬大二さん(写真:左)、今年のフィエスタの実行委員の秋山さん(写真:中央)と内野さん(写真:右)と。

スペインワインの伝道師 白井松食品の西田さん

スペインワインの齊藤さんと、スペインオリーブオイルのインポーターとして10年以上前から筆者が憧れている(株)イスコの五十貝さん。

スペインワインと食協会 推奨バルのTIO DANJO(ティオダンジョウ)檀上さん(写真:真ん中)にもお会いできました。

檀上さんとは、昨年秋のフィエスタ・デ・エスパーニャ以来。フィエスタの際も、数年ぶりの再会でした。そのため「檀上さん、ご無沙汰しています、加藤です」と、お声をかけたのです。すると「なに言ってんの。笑 わかってるよ!いつも、記事読んでるよ」と、優しいお返事を。

初めて読む方のために、こちらでも檀上さんの記事をご紹介しますね。

・恵比寿から調布へ移転オープン時の記事・独占インタビュー記事

さらに「あ!加藤さん」と、お声かけくださったのは、運営のホップスコッチ ジャパン(旧ソペクサ ジャポン)の菊池さん。

菊池さんとは9月のジュヴェ・カンプスとブリぺディアイベントでフェランアドリアとのお写真のとき以来です。

最後に

 

この商談会は、ただ、スペインの食材やワインを紹介する場にとどまらず、生産者、インポーター、業界関係者、そしてプロフェッショナルたちが一堂に会する貴重な場でもあります。各地から集まった出展者たちは、それぞれの商品の魅力を熱心に伝えながら、スペインの食文化がいかに豊かであるかを語りかけます。駆けつけたプロフェッショナルの方々は、直接、話しを聞き、テイスティングをし、ご自身のフィルターを通して理解した上で、それぞれのフィールドから消費者の方々に伝えてくださるのです。

さらに、この商談会は、プロフェッショナルたちが横のつながりを大切にし、共にスペインの食文化を日本で盛り上げようという意志を共有する場所にもなっています。ワインの輸入業者や食材の専門家たちが、お互いの知識を交換し合い、新たなコラボレーションを模索している姿が印象的でした。こうした繋がりが、日本におけるスペインワインと食の未来をより強固なものにしていくのだと感じています。

普段はレストランにお客として伺い、サービスの一環としてシェフやソムリエとコミュニケーションが生まれることがあります。しかしこの場では、スペイン食の重鎮やワインの専門家たちとも、直接コミュニケーションをとることができます。彼らがどのようにスペインの文化を支えているのか、どんな工夫をして日本に伝えているのかといった裏話、視線の先にある想いを聞くことができ、まさにこの場でしか得られない貴重な学びがあるのです。それは単なる消費者としてではなく、同じスペインワインと食の愛好家としての繋がりを感じられる瞬間でした。また今回のように、リアルに目の前でさまざまな場面に立ち会うことで、スペインの食材やワインが、単なる商品ではなく、深い歴史と情熱を持って生み出されていることが改めて伝わってきました。

最後に、この商談会を通して感じたのは、スペインワインと食材の普及に向けて、当協会としても、さらに尽力していきたいという思いです。スペインワインと食の業界がこれからますます盛り上がるためには、私たち、ひとりひとりがその魅力を理解し、発信し続けることが大切です。生産者や輸入業者だけでなく、私たち消費者や愛好者も、スペインの豊かな食文化を広める大切な一員です。そんな思いを新たに、この素晴らしい商談会を終えました。

スペインワインと食協会とは

スペインワインと食協会は、「スペインワインと食文化を囲み、高品質なスペインの魅力を皆さまと体感すること」を原点に、一過性ではないスペインブームを築く活動をしています。今後もスペインワインと食を真ん中に、新しい取組みや情報をご提供して参ります。

スペインワインと食大学運営 スペインワインと食協会(日本事務局/(株)LA PASION加藤 スペインオフィス/原田)

WEB:spainwinefood.org E-MAIL: info@spainwinefood.org

 


スペインワインと食協会プロデュース「スペインワインと食大学」とは

企業と一般の人々のプラットホームとなるオトナの学び場「スペインワインと食協会(=スペ食大学)」を開催しています。

多くの人に知られていない「スペインワインと食」を見る、聞く、味わう、体験と、五感を使い楽しみながら、その業界の一流講師による貴重な講義を体験できます。ここでしか得られないリアルイベントならではの仲間との出会いは一生の宝物です。

 

今年も「スペインワインと食」に関する情報を、日本とスペインから、イベントの告知も含めて発信してまいります。最新情報をいち早く知りたい方は、毎週金曜日に配信しているスペインワインと食協会のニュースレター「LOHASPAIN」をご活用いただけたら幸いです。無料購読はこちらから。

スペインワインと食協会 加藤智子/ PERIODISTA DE AGE TOMOKO KATO

福岡県出身のフードジャーナリスト。1997年からシェフ、パティシエ、ワイン販売など多岐にわたるポジションを経験。レストラン「アクアパッツァ」広報・PRとして活躍した後、スペイン食材輸入専門のLA PASION[現:(株)LA PASION]を立ち上げ、2011年には「スペインワインと食協会」を設立。オリーブオイルを取り入れたライフスタイルを提案し、テイスティング・食育講師としても活動。2016年からフードジャーナリストとして執筆も手がける。毎週配信のニュースレターに読者が増え続け、企業や行政からスペインワインと食関連の取材依頼が殺到している。「LOHASPAIN」WEBマガジン編集長。オリーブオイルソムリエ®。

Share