【レポート・前編】ジュヴェ・カンプスとブリペディア「WINE SAPIENS III & IV Reveal」イベントレポート Juve & Camps y Bullipedia Wine Sapiens III& IV
Tomoko Kato Tokyo 2 September ,2024
2024年9月2日、東京エディション虎ノ門で開催された「ジュヴェ・カンプスとブリペディアWine Sapiens III IV Reveal」は、スペインの名門ワイナリー「ジュヴェ・カンプス(@juveycamps)」が主催し、世界的に著名なエル・ブリ財団(@elbullifoundation_ferranadria)とともに行われた特別なイベントでした。卓越したワインと革新的な料理哲学が融合する、まさに特別な瞬間が生まれたからです。会場となった東京エディション虎ノ門の洗練された空間は、ワインとガストロノミーの未来を語る場としてふさわしい雰囲気に包まれ、参加者たちは、感性を刺激する驚きと感動を味わいました。このイベントは、ワイン業界やグルメシーンに新たなインスピレーションを与える、まさに一大ハイライト。ワインとガストロノミーの最高峰が交差する贅沢なひとときを体験しました。今回は、前編として全体の概要をご紹介します。
ジュヴェ・カンプス社とエル・ブリ財団のコラボレーション
ジュヴェ・カンプス社とエル・ブリ財団の協力は、ガストロノミーとワインの世界に新たな風を吹き込むプロジェクトです。両者がタッグを組んだ背景には、ともに革新と伝統を大切にする精神が根付いています。ジュヴェ・カンプス社CEO、4代目当主メリチェル・ジュヴェ氏は、このプロジェクトに参加することができた喜びを語り、エル・ブリ財団創設者フェラン・アドリアとの共演に誇りを感じています。
注目すべきは、「ワイン・サピエンス」プロジェクトです。これは、フェラン・アドリア氏と料飲責任者フェラン・センテイェス氏が手掛けたワインに関する知識の集大成であり、ワインと美食の全容に迫る事典です。ジュヴェ・カンプス社は、このプロジェクトに支援し、本事業に携わってきました。多くの読者に届き、さらなるワイン文化の普及となるよう貢献しています。
「ワイン・サピエンス」は、ワイン業界にとっての重要なツールとなり、専門家やワイン愛好家にとって必須のリソースとなることが期待されています。ジュヴェ・カンプス社は、このプロジェクトを通じて、ワイン文化の未来を切り開くことに情熱を注いでいます。
プログラム内容
ジュヴェ・カンプス社CEO、4代目当主メリチェル・ジュヴェ氏のご挨拶と紹介
イベントは、ジュヴェ・カンプス社CEO、4代目当主メリチェル・ジュヴェ氏の挨拶からスタートしました。100年以上の歴史を持ち、今もなお、高く評価され続けるジュヴェ・カンプス社。スペインはもちろん、アメリカ、カナダ、ペルー、ノルウェー、オーストラリアにおいて、トップクラスのホテルやレストランにオンリストされ、世界中のガストロノミーシーンで選ばれ続けています。彼女は、家族経営で伝統的な手法を守りながら、なにを大切にしているのか、語ってくれました。
ジュヴェ・カンプス社CEO、4代目当主メリチェル・ジュヴェ氏( @juveycamps)
ブリペディア・ワイン・サピエンスの発表
続いて、エル・ブリ財団の創設者であり、料理界の革命児とも言われているフェラン・アドリア氏が登場しました。彼は、ワインと美食に関する総合的な百科事典「ワイン・サピエンス」のプロジェクトについて説明し、その重要性と将来の展望について語りました。
エル・ブリ財団創設者フェラン・アドリア氏(@elbullifoundation_ferranadria)
ジュヴェ・カンプス社のカバ試飲
イベントの最後には、エル・ブリ財団の料飲責任者であるフェラン・センテイェス氏が、ジュヴェ・カンプス社の5種類のカバを紹介しました。参加者は、これらのカバを実際に味わい、その独特の風味と品質を堪能することができました。
エル・ブリ財団料飲責任者フェラン・センテイェス氏(@ferrancentelleswine)
まとめ
このイベントは、ワインとガストロノミーの両方に深い情熱を持つジュヴェ・カンプスとエル・ブリ財団が、その専門知識を結集させたまたとないひとときでした。テイスティングしたカバ5種の味わいと、ブリぺディアWINE SAPIENS のコンセプトなどが素晴らしく、まだその余韻を感じながら執筆しました。今回は、概要をまとめました。次回の後編では、ジュヴェ・カンプスの生産地について、さらにテイスティングと、エル・ブリ財団が手掛ける「ワイン・サピエンス」についてさらに深掘りしていきます。
スペインワインと食協会とは
スペインワインと食協会は、「スペインワインと食文化を囲み、高品質なスペインの魅力を皆さまと体感すること」を原点に、一過性ではないスペインブームを築く活動をしています。今後もスペインワインと食を真ん中に、新しい取組みや情報をご提供して参ります。
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WEB:spainwinefood.org E-MAIL: info@spainwinefood.org
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企業と一般の人々のプラットホームとなるオトナの学び場「スペインワインと食協会(=スペ食大学)」を開催しています。
多くの人に知られていない「スペインワインと食」を見る、聞く、味わう、体験と、五感を使い楽しみながら、その業界の一流講師による貴重な講義を体験できます。ここでしか得られないリアルイベントならではの仲間との出会いは一生の宝物です。
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スペインワインと食協会 加藤智子/ PERIODISTA DE AGE TOMOKO KATO
福岡県出身のフードジャーナリスト。1997年からシェフ、パティシエ、ワイン販売など多岐にわたるポジションを経験。レストラン「アクアパッツァ」広報・PRとして活躍した後、スペイン食材輸入専門のLA PASION[現:(株)LA PASION]を立ち上げ、2011年には「スペインワインと食協会」を設立。オリーブオイルを取り入れたライフスタイルを提案し、テイスティング・食育講師としても活動。2016年からフードジャーナリストとして執筆も手がける。毎週配信のニュースレターに読者が増え続け、企業や行政からスペインワインと食関連の取材依頼が殺到している。「LOHASPAIN」WEBマガジン編集長。オリーブオイルソムリエ®。