スペイン固有のぶどう品種のルーツ【RAÍCES】に迫る

スペイン固有のぶどう品種のルーツ【RAÍCES】に迫る

こんにちは、スペインワインと食協会の原田です。
突然ですが、スペイン固有のぶどう品種の数をご存知ですか?

答えは、70種以上。
実に70以上の固有品種が、60の地域で栽培されています。

1月22日(月)、今まで聞いたこともなかったスペインの希少な固有品種に触れるとても興味深い試飲会が、スペイン・バルセロナでクローズドで行われました。

Raíces Ibéricas(ライセス・イベリカス)の価値ある取り組み

まずは、ワイングラス片手に招待者が輪になって簡単な自己紹介です。

著名なソムリエや、カタルーニャソムリエ協会会長、ワインコミュニケーター、インフルエンサーなど、バルセロナのワイン業界を牽引するメンバーが勢ぞろい。

その後クイズが行われたのですが、スペインの固有品種Albarin(アルバリン)の総栽培面積や、
Rufete(ルフェテ)、Malvar(マルバール)についてなど、マニアックな問題に、みんな苦戦しながらも盛り上がりました。

4択クイズの後は、グループを組んで、ブラインドテイスティングで正解を狙います。
ヒントは、「Raíces(ライセス)」の21種類の単一ワインシリーズから選ぶこと。

Raíces(ライセス)」コレクションは、知られざるスペイン固有のぶどう品種の魅力を発掘、紹介することを目的として生まれた興味深いプロジェクトで、辺境の地や過疎化の村、標高の高いぶどう畑など、スペインの15以上の産地でワインづくりをしています。

正解は、

RAÍCES シリーズ】 Godello 2017,  Albillo 2022,  Malvar 2021,  Juan García 2021、Mazuela 2022, Rufete 2021
CATLOS RUBEN シリーズ】 Garnacha Gris 2018

初めてテイスティングするぶどう品種も多く、答えにたどり着くのは困難きわまりましたが、強力なチームメイトとオーガナイザーのアンドレアのヒントのもと、とても刺激的なテイスティングを楽しむことができました。

私のチームメンバーは、2万7000人以上のInstagramフォロワーを持つWine Style Travel. By Glòria Vallès のGlòria Vallès。HPはこちら→★
カタルーニャソムリエ協会会長のAnna Vicens, 惜しまれながら閉店した名店「RESTAURANTE MONVÍNIC」ソムリエで、ワインメーカーとして新たなプロジェクトに取り組むIsabelle Brunet

いつも斬新な企画で私たちの知的好奇心を刺激してくれる「Raices Ibericas」のAndrea Draper

【写真右】当協会の推奨レストランで、ミシュラン三つ星レストラン「ABaC Restaurant(アバック)」のヘッドソムリエのStephanie Kippes
【写真左】Hotel 「W Barcelona」の新レストラン「COYA Restaurants」のソムリエ Anne Dahi Christiansen

試飲会の後は、レストラン「Bodega Bonay」のお料理と「Raíces」 のワインのマリアージュ。スペインのソムリエ界の重鎮Juan Muñoz Ramos は、スペインワインの仕事で来日した時のことを懐かしそうに語っていました。

テイスティングコメントを担当したJuan García(フアン・ガルシア)

昨年、「Raíces Iberica」の企画、12月1日からクリスマス当日までの24日間スペインの固有ぶどう品種のミニチュアワインを毎日飲みながらカウントダウンするアドベントカレンダープロジェクトに参加させていただきました。

私は、Raíces Juan García(ファン・ガルシア種)について、動画で紹介させていただいたこともあり、Juan Garcíaにはひときわ思い入れがあります。

ファン・ガルシアは、スペインとポルトガルの国境にあるアリベス・デル・デュエロ川峡谷で栽培されている希少な黒ぶどう品種です。土壌は、ミネラルが豊富な花崗岩や粘板岩土壌。そこで樹齢80年の株仕立てのブドウの木から、このワインが生まれました。

もし、Raíces Juan Garcíaを見かけたら、飲んでいただきたいです。この日、マドリード原産の白ぶどう品種 Malvarも大人気でした。

長い時代の中で忘れ去られてしまった、スペイン固有のぶどう品種の数々に、再びスポットライトを当ててくれた、「Raíces 」プロジェクトと、この貴重な会に招待してくれたVanesa Salinasに心から感謝します。

 

今年も「スペインワインと食」に関する情報を、日本とスペインから、イベントの告知も含めて発信してまいります。最新情報をいち早く知りたい方は、毎週金曜日に配信しているスペインワインと食協会のニュースレター「LOHASPAIN」をご活用いただけたら幸いです。無料購読はこちらから

スペインワインと食協会 原田郁美

山口県出身。広告代理店でデザイナーとして勤務後、渡西。3年間のバルセロナ生活でスペインワインと食の魅力に取り憑かれ帰国後「日本とスペインをつなぐ架け橋」を目指し独立。2011年「スペインワインと食協会」設立。2012年に再び渡西。プリオラートでワインづくりとともに輸出サポート・ワインプロモーション全般、デザイン、執筆を行う。WSET ® Level 3 。Spanish Wine Specialist

Periodista de AGE IKUMI HARADA

Co-presidenta y periodista de la AGE, que se dedica a apoyar a los productores de vinos españoles para promocionar sus productos en el mercado japonés. Actualmente ofrece un servicio con el cual apoya la exportación de vinos y alimentos españoles a Japón, se encarga de hacer la traducción e interpretación relacionada con vinos españoles y la promoción.WSET ® Level 3.Spanish Wine Specialist.

PERIODISTA DE AGE

Co-presidenta y periodista de la AGE, que se dedica a apoyar a los productores de vinos españoles para promocionar sus productos en el mercado japonés. Se mudó a España en 2012. Actualmente ofrece un servicio con el cual apoya la exportación de vinos y alimentos españoles a Japón, se encarga de hacer la traducción e interpretación relacionada con vinos españoles y la promoción.WSET ® Level 3.Spanish Wine Specialist.