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秘密の試飲会〜La cata secreta〜プリオラート

こんにちは、スペインワインと食協会の原田です。

先日、プリオラートのワイナリー、ペリネット(Perinet)で行われた秘密の試飲会「La cata secreta」に参加しました。ある日突然Instagramを通じて、@WOMENWINESから届いた招待状には、「12人だけのスペシャルな秘密の試飲会」とだけ記してありました。しかもプリオラートのワイナリーで。

4月30日、ワクワクしながらポボレダ村に向かいました。プリオラートの急斜面に広がるテラス式のブドウ畑を横目に見ながら坂を登ると、そこにはモダンで重厚なつくりのワイナリーがドッシリと佇んでいました。
明らかにプリオラートの村々では見かけることのない、華やかな出で立ちの人々が、会話を楽しんでいました。私は「秘密の試飲会」を尊重して、何も質問せずに一人で参加したのですが、オーガナイザーの@WOMENWINESのメンバーや、ペリネットワイナリーの方々が笑顔で迎えてくださりホッと一息。

その後、膨大な樽が眠る巨大な地下セラーに通されました。薄暗いセラーの真ん中に、ろうそくが灯されたテーブルがポツリ。そこには、各参加者のネームカードが置かれていました。この贅沢な空間で、本当に12名のためだけの「秘密の試飲会」が始まりました。

試飲会の進行を務めた著名なソムリエかつワインライター ハビエル・カンポ(@sumillercampo)とも出会うことができたこの「秘密の試飲会」のレポートは、ハビエル・カンポの記事(スペイン語)を、日本語に翻訳してお届けします。

 

la cata secreta スペインワインと食協会

「秘密を明かす」 by Javier Campo

常に秘密を守る必要はあるまい。時には、それを明かすことが、人々の喜びや楽しみにつながることもある。そんな貴重な瞬間を味わえたのが、マス・ペリネット(Más Perinet)の「秘密の試飲会」だ。

「秘密の試飲会」は、先週4月30日(日曜日)に行われた。このワイン愛好家限定のクローズドの貴重な会は、ファルセットのワインフェアと同時期に開催された。特にプリオラートのワインは独特の個性を持つ。この試飲会でもその素晴らしさが証明された。

 

スペインワインと食協会

Women Winesが主催するこのイベントは、素晴らしいワイナリーを構えるボデガス・ぺリネット(Bodegas Perinet)で行われた。そこには、樽熟成のための壮観な地下セラーだけでなく、急斜面で困難な中、計画的に設計されたテラス式のブドウ畑が広がっていた。1998年に建設が始まり、2002年に完成したワイナリーは、4年の間、研究とブドウの植栽が行われ、今では、カリニェナ、ガルナッチャ、カベルネ・ソーヴィニヨン、シラー、メルロなど、地元品種と外来品種が栽培されている。

Javier Campo

ソムリエ、ワインライター、ワイン講師、コンサルタントなど幅広い分野で活躍するハビエル・カンポ(Javier Campo)

これらの仕事の頂点には、醸造家アントニ・サンチェス・オルティがいる。彼はこの土地に対する深い知識と敬意、そして持続可能性の観点から、ブドウ畑を管理することを信条としている。これらの努力から生まれたワインを、秘密の試飲会の招待者全員が味わうことができた。
試飲会は、12人づつのテーブルに分かれて行われた。ソムリエのゾルタン・ナジ(Zoltan Nagy)、俳優のダビッド・ジャネル(David Janer)、ライターの原田郁美(Ikumi Harada)など多様なメンバーが招かれた。私、ハビエル・カンポ(Javier Campo)は特別ゲストとして参加し、ぺリネットのアドリアナと共に試飲会の司会を務めた。

La cata secreta スペインワインと食協会

最初のシリーズで試飲したワインは、Perinet 1194の2016年、2017年、2018年の垂直試飲であった。この数字(1194)は、スカラデイ(Scala Dei)に、カルトジオ会修道院が創設された歴史的な年号である。ブレンドは、ガルナッチャ62%、カリニェナ31%、シラー7%とあったが、ヴィンテージによって微妙な変化がある可能性がある。

とても印象的だったのは2016年ヴィンテージの香りだ。このまろやかで完成度の高いワインは、おそらくプリオラートの本質を最もよく表しているといえるだろう。一方、2017年は口当たりが温かく、香りが控えめだった。そして最後の2018年は、まだ市場に出るには静かな時間を要する緊張感のあるヴィンテージだった。

 

mas perinet

次に振る舞われたのは、ぺリネットの単一品種のワインたちである。最初に注がれたのは、Vinya Mas Vell ガルナッチャ2017。とてもダイナミックにグラスの中で変化していく、アロマティックでエレガントなワインだった。次に、Vinya Pendents カリニェナ2017が供された。こちらは、よりストラクチャーがしっかりしていて広がりがあり、品種特有の個性が明確に現れたワインであった。最後に、黒い布に覆われたブラインドテイスティングボトルで供されたワインを試飲し、楽しいジョークを飛ばしながら皆で評価した後、それがVinya Mas Vell カベルネ・ソーヴィニヨン2017であることが判明した。とてもしなやかでフレッシュで繊細かつバランスのとれたワインであった。

スペインワインと食協会 原田郁美

山口県出身。広告代理店でデザイナーとして勤務後、渡西。3年間のバルセロナ生活でスペインワインと食の魅力に取り憑かれ帰国後「日本とスペインをつなぐ架け橋」を目指し独立。2011年「スペインワインと食協会」設立。2012年に再び渡西。プリオラートでワインづくりとともに輸出サポート・ワインプロモーション全般、デザイン、執筆を行う。WSET ® Level 3 。

Periodista de AGE

Co-presidenta y  periodista de la AGE, que se dedica a apoyar a los productores de vinos españoles para promocionar sus productos en el mercado japonés. Se mudó a España en 2012. Actualmente ofrece un servicio con el cual apoya la exportación de vinos y alimentos españoles a Japón, se encarga de hacer la traducción e interpretación relacionada con vinos españoles y la promoción.WSET ® Level 3

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