
【世界パエリアデーカップ2023】9/20,バレンシアに世界のパエリア職人が集結!
こんにちは、スペインワインと食協会の原田です。
6月に、パエリアのワールドカップとも言われる「世界パエリアデーカップ2023(World Paella Day Cup)」の予選に、日本代表として出場された「エスティーロアチェ」の畑下シェフにインタビューさせていただきました。
<インタビュー第一弾>
【世界パエリアデーカップ2023】日本代表 京都「エスティーロ アチェ(estilo h)」
畑下シェフインタビュー
京都の老舗ワイン専門店 CAVE de EBINAの海老名さんの投稿から「スペインワインと食協会・公式グループ」でも話題になり、皆さんと一緒に応援させていただきましたが、
「結果はどうなったの?」「本戦には進めるの?」
という質問をいたただいたので、改めて、世界パエリアデーカップの結果について、「エスティーロアチェ」の畑下シェフに取材させていただきました。
協会公式グループに寄せられた畑下シェフのメッセージ




沢山の応援と御協力本当にありがとうございます。
頑張ってきます!!
estilo h 畑下公平
6月26日の締め切りから結果発表まで、約1ヶ月も要したことで激戦だったことが伺えます。
今年は、世界各国から60チームが予選にエントリーし、上位8カ国がパレンシアで行われる決勝戦に出場できる「世界パエリアデーカップ」。
国によっては、たくさんのシェフがエントリーしていましたが、本戦に進めるのは一カ国につき1名のみ。日本代表の「エスティーロアチェ」は、最終的に1,573票を獲得し、見事、パエリア発祥の地バレンシアでの本戦への出場権を手に入れました。
前回のインタビューの時は315票だったので、後半に劇的な伸びをみせた日本代表「エスティーロアチェ」。バレンシアの本戦での活躍が期待されます。

世界パエリアデーと、世界パエリアデーカップとは?

9月20日は「世界パエリアデー」
スペインの「Paella (パエリア/パエリャ)」を世界に広める特別な日として2018年に定められた記念日。そのレシピや食材、そして国境を越えて、バレンシアのガストロノミーにおいて最も有名な料理であるパエリアが称賛される特別な日です。
今やインターネットで年間800万回以上検索され、地球上で4番目に注目される世界的料理となったパエリアの味わいを世界中で共有する特別な日です。
世界パエリアデーカップ(World Paella Day CUP)
「世界パエリアデーカップ」は、今や国際的な料理となったバレンシア州の郷土料理「パエリア」をさらに多くの人に親しんでいただこうという「世界パエリアデー」を象徴するイベントとして、今年で4度目になります。 (主催: 世界パエリアデー運営委員会 )
このイベントでは、世界中から参加を希望するシェフの応募動画を募集し、ベスト8に選出されたシェフたちは、9月20日にバレンシアで開催される決勝戦でパエリアの腕を競い、最優秀パエジェロ(パエリア職人)の称号を目指します。
スペインは、大会期間中(9/16日~19日)バレンシアのパエリア・マスタークラスのシェフのレストランで講習会などを行い、パエリアの本場としての立場でホスト国としての参加になります。


Q. 世界ワールドパエリアデーカップに向けての意気込みを教えてください。
A.(畑下シェフ)
私はスペイン料理を始めて5年が経ちますが、まだまだ知らない事ばかりで、大好きなパエリアは追求すればするほど面白味を日々感じております。そんな中で、この度WORLD PAELLA DAY CUPの日本代表としての出場が決まり、大変光栄なお話です。自分の人生で何かの日本代表になるなんて思いませんでした。
パエリアというものに出会い、そして、パエリアのある日常の中で多くの人との繋がりを感じ、新たな出会いや体験を経験してきました。パエリアはほんとに縁を感じる料理です。この大会は日本の皆様へもパエリアを知っていただけるチャンスだと思います。パエリア1枚の中にストーリーがあり、同じ釜の飯を食べるという言葉がある日本の文化にも共通していると思っています。
パエリアの語源はpara ella(パラ エジャ)「彼女の為に」と言う意味です。(諸説あり)
誰かのために振る舞うパエリア。私が大切にしていること【パエリアで世界をハッピーに!】パエリアを食べて幸せを感じ・作る楽しさ・作れる喜びを1人でも多くの方にパエリアを知っていただきたいという思いで日々奮闘しております。
みんなの為に私はパエリアを通して恩返しがしたいです。そして、大会に出るからにはもちろん優勝も目指します!!!皆様、引き続き大きな応援を宜しくお願い致します。
Q. 9月20日の本戦の様子は、日本から知ることはできますか?
A.(畑下シェフ)
estilo h は9月15日〜9月27日までスペインに滞在致します。9月20日(パエリアデー)の本大会では、当日の大会の様子を皆様にお届け出来るようにInstagramでライブ配信も考えておりますので、ぜひ観にきていただけると嬉しいです。スペイン滞在期間中はSNSなどで定期的にお知らせをさせていただきます!
・estilo h Instagram URLはこちら→★
また、9月20日が「世界パエリアデー」という事をより多くの方々に知っていただくために、そして一緒にこの日をお祝いできるように、estilo h のパエリアを皆様にお届けできる商品をお作り致しました。
・商品内容: 9/20(パエリアの日)にパエリアを食べて日本代表を応援しよう!→詳細はこちらから★

まずは、「エスティーロアチェ」の畑下シェフ、バレンシアでの本大会出場おめでとうございます!本戦でのご活躍も応援しています!
最後に、「9月20日の世界パエリアデー」をきっかけに、パエリアとスペインの食文化が、より世界に広まることを祈っています。
〈出典・参考〉
【京町家で楽しむ本格スペイン割烹】
estilo h(エスティーロ アチェ)
住所 〒604-0813 京都市中京区間之町通二条上ル夷町560-8 2F
電話番号 075-744-6150
ランチ営業時間 11:00〜15:00(L.O14:00) (¥3800.5800)
ディナー営業時間 18:00〜(要予約) (¥8800.12100.16500)
店休日 日曜日・月曜日 カウンター席 7席 個室 4席
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スペインワインと食協会 原田郁美
山口県出身。広告代理店でデザイナーとして勤務後、渡西。3年間のバルセロナ生活でスペインワインと食の魅力に取り憑かれ帰国後「日本とスペインをつなぐ架け橋」を目指し独立。2011年「スペインワインと食協会」設立。2012年に再び渡西。プリオラートでワインづくりとともに輸出サポート・ワインプロモーション全般、デザイン、執筆を行う。WSET ® Level 3 。
Periodista de AGE Ikumi Harada
Co-presidenta y periodista de la AGE, que se dedica a apoyar a los productores de vinos españoles para promocionar sus productos en el mercado japonés. Se mudó a España en 2012. Actualmente ofrece un servicio con el cual apoya la exportación de vinos y alimentos españoles a Japón, se encarga de hacer la traducción e interpretación relacionada con vinos españoles y la promoción.WSET ® Level 3
Sección
Co-presidenta y periodista de la AGE. Nació en Yamaguchi, Japón. Se dedica a apoyar a los productores de vinos españoles para exportar y promocionar sus productos en el mercado japonés desde 2009. Además, coordina eventos para profesionales patrocinados por el Consejo Regulador de Denominaciones de Origen de España, escribe artículos y organiza visitas a bodegas españolas para sumilleres, importadores y periodistas de Japón. A través de la redacción y eventos de vino, trabaja para difundir el encanto de los vinos y la gastronomía de España. WSET ® Level 3