【レポート後編】本格バスク料理店が提案するマリアージュ。協会後援ウルテリオールZoomセミナー
こんにちは、スペインワインと食協会の原田です。
【レポート前編】全7回“協会後援”ウルテリオールZOOMセミナー、お礼とマスエロについて。
に引き続き、ウルテリオールをお取り扱いいただいている、あの有名レストランのソムリエやシェフからの、テイスティングコメントや、マリアージュについてご紹介します。
まずは、今年で10年目を迎えられる大阪の老舗バスク料理店「エチョラ」のオーナーソムリエ平山仁氏のテイスティングコメントです。
平山さんは大阪で、それぞれ個性的な三店舗のスペイン料理店(【バスク料理】エチョラ、ガストロテカ・ビメンディ、【カタルーニャ料理】マスピ)を展開されていて、ウルテリオールは「エチョラ」で飲めるそうです。

バスク料理店「エチョラ」 オーナーソムリエ平山仁氏
【ウルテリオール・ガルナッチャについて】
赤系果実に少しスパイスのニュアンスが加わり、とても華やかな香りがウルテリオール・ガルナッチャの特徴です。口に含むと、フレッシュでみずみずしい果実味にタンニンが滑らかで他にはないガルナッチャの味わいに驚かされます。優しい口当たり、味わいが、スタッフやお客様からも大変好評頂いています。
お次も大阪、本格バスク料理店「アラルデ」から。“ミシュランガイド京都 大阪+鳥取”の2019、2020年版で、二年連続1ツ星を獲得した実力派オーナーシェフ山本嘉嗣氏のマリアージュのレクチャーを動画でいただきました。

バスク料理店「アラルデ」 オーナーシェフ 山本嘉嗣氏
【ウルテリオール・マスエロについて】
最初に飲んだ時に感動しました。うちの店に抜群に合うなと思いました。香りも大事ですが、ワインはうちの料理とどう合うかということが重要なので、結局は“味わい”で料理とのバランスを取ってワインを決めています。このマスエロは、ミネラル感が抜群で、魚介料理との相性もいいですが、僕としては強めの野菜料理にあうと思います。しっかりローストした栗の味がするので、その渋みとか甘みのバランスが、マスエロと相性が良いと思います。あとは、今が旬のカボチャですね。「カボチャのクリーム」など、バスクでは特に重宝される相性だと思います。野菜料理が一番合うと言ってはいますが、ピストのようにみずみずしく味わいがブレるものではなく、ガツンとピュレで単一で勝負していくならば、抜群に寄り添ってくれるワインだと思います。飲み終えた後も後を引く、この料理を食べたいなという思いにさせてくれる良いワインに出会ったと感謝しています。
そして、東京会場「タベルナパタタ」で、セミナーに参加してくださった東京・用賀の実力派バスク料理店「ランブロア」のソムリエールであり、ワイン販売「NEKTAL(ネクタル)」代表・北澤信子さんのテイスティングコメントをご紹介します。
「ランブロア」は閑静な住宅街にある隠れ家的本格バスクレストランで、スペイン通にも人気のお店。オーナーシェフの磯部美木子さんと、ソムリエールの北澤信子さんが、温かい笑顔で迎えてくれるアットホームな雰囲気も人気の秘密です。

バスク料理店「ランブロア」 ソムリエール北澤信子氏(左)
【ウルテリオール・マスエロについて】
口当たりがとても柔らかくて驚いています。プリオラートのカリニェナは、羊のグリンペッパーなどお肉を思い浮かべますが、ウルテリオールのマスエロ(カリニェナ)はタンニンがやわらかいので、今日「タベルナパタタ」さんが作ってくださったピキージョにぴったりでした。

「タベルナパタタ」のピキージョ
そして、最後はアカデミー・デュ・ヴァン、スペインワイン講師の森本知佐子先生のコメントをご紹介します。森本先生は、4月の第一回目から7回目まで全てのセミナーに参加され、ウルテリオールの5つのぶどう品種にピッタリのマリアージュをセミナー毎に教えてくださり、とても勉強になりました。

アカデミー・デュ・ヴァン、スペインワイン講師 森本知佐子氏
【ウルテリオール・マスエロについて】
甘いタンニンが、照り焼きソースにとても合いますね。焼き鳥も良いと思います。タレはウルテリオールのマスエロ、塩だと、アルビーリョがぴったりですね!
過去のセミナーで、森本先生がそれぞれのウルテリオールに合わせたマリアージュ写真はこちらです。
特にガルナッチャについてのコメントが印象的でした。
「ウルテリオールガルナッチヤのスミレや土やガリーグのニュアンスが、フレッシュなラムのローズマリー焼きにピッタリでした。 ワインのコメント的にはニュイのピノ・ノワール。ウルテリオールで私の一番大好きなワインです」

スペインも日本もコロナ禍でロックダウンや、自粛が続く中、2020年4月最後の月曜日からスタートした、ウルテリオールZoomセミナーに、沢山の方にご参加いただき本当にありがとうございました。
これも主催の正光社ワイン事業部様と、全国のご協力店様、協会コラボレーター・醸造家エリアス・ロペス・モンテロ氏をはじめとした、皆さんのご協力のお陰です。
7ヶ月が過ぎ、夏には少し落ち着いたかのように見えたスペインも、再び州をまたいだ移動は禁止され、州ごとの厳しい規制の元、コロナとの必死の攻防が続いています。つい落ち込んでしまいそうなこんな時期だからこそ、スペインワインと食を真ん中に皆さんが繋がり、日本とスペインが近くなる、そんな楽しく美味しい「場」を、当協会で作っていけるよう、これからも企画してまいりますので、どうぞよろしくお願い致します。
スペインワインと食協会 原田郁美 AGE-Japón Ikumi Harada
山口県出身。広告代理店でデザイナーとして勤務後、渡西。3年間のバルセロナ生活でスペインワインと食の魅力に取り憑かれる。バルセロナ、東京でWebマーケティング会社勤務後「日本とスペインをつなぐ架け橋」を目指し独立、スペインワイン生産者の日本市場進出サポートを行う。2011年「スペインワインと食協会」設立。2012年に再び渡西。スペイン産ワインと食品に特化した、輸出サポート・プロモーション全般、デザイン、執筆を行う。WSET ® Level 3(英国政府認定)




