【レポート】パエリア&タパス祭り2023in日比谷
こんにちは、スペインワインと食協会の加藤です。
今年も日比谷公園で4月14日から16日にわたって開催された日本最大級のスペイン料理の祭典「パエリア・タパス祭り」が、大盛況のうちに幕を閉じました。
主催は、日本パエリア協会とパエリア・タパス祭り実行委員会です。
ここでは3日目の午後、授賞式を中心に写真でレポートいたします。
初日は晴天に恵まれましたが、2日目はあいにくの雨でした。
私が伺った3日目の午後は、最近ではめずらしいほどの夏日和。
会場の付近にまで熱気が伝わってきます。人をかき分けて進むような盛り上がりのなか、太陽が照りつけるほどに冷えたシェリー、ビールやカヴァを持った方々が次々に目に飛び込んできました。
しかし授賞式の前、その最中と突然の雨が降る慌ただしい空模様でした。
全国タパス選手権にエントリーした店舗
(画像をお借りしています)
全国パエリア選手権にエントリーした店舗
(画像をお借りしています)
多くの人々を魅了していたのは、スペイン料理店が提供するスペシャルパエリア&タパス。
ここでしか食べられないとわかっているだけに、ますます魅力的です。
ブースの前に行列をそこかしこにみかけ、飲食スペースに空きがないほどの賑わい。
ここ数年では久しい風景でした。「祭りは盛り上がってこそ!」だと考えている私は、人が並んでいるのを見かけるたびにワクワクしてくるのでした。
急な雨が数回降っても、来場者たちは、スペインビール、ワイン、シェリーやカヴァを片手にパエリア&タパスを楽しむ様子が見受けられます。熱い熱気を少しクールダウンしてくれるかのような雨だったのかもしれません。
または、雨のハプニングがさらに盛り上がりスパイスかのように。会場内の熱気は衰えることはありませんでした。
授賞式で表彰されたお店をご紹介します。
◆地球の歩き方賞
五ノ神精肉店
イベリコ豚のパエリア
◆発見!ふくしま賞
五ノ神精肉店
イベリコ豚のパエリア
◆全国タパス選手権 審査員最高得点賞
バスチー先生の店
バスク風チーズケーキ
◆全国パエリア選手権審査員 審査員最高得点賞
五ノ神精肉店
イベリコ豚のパエリア
◆全国タパス選手権 第3位
鉄板バル エスパニョールス
チョリソー
◆全国タパス選手権 第2位
花火&マッシュルームトーキョー
ジャンボマッシュルームのプランチャ
◆全国タパス選手権 第1位
バスチー先生の店
バスク風チーズケーキ
◆全国パエリア選手権 第3位
スペインバル エルチャテオ銀座
フィーデワ デ ガンディア
◆全国パエリア選手権 第2位
五ノ島精肉店
イベリコ豚のパエリア
◆全国パエリア選手権 第1位
スペイン料理 銀座びいどろ
桜鯛の春爛漫パエリア
写真からは伝わりにくいのですが、本当に久しぶりな野外フェスタでの盛り上がりだったので、
ここ数年忘れていた「祭り」の雰囲気を思い出し、私まで嬉しくなりました。
そんな賑わいのなかで、スペインワインやビールとスペイン料理を味わっている人たちを見かけ、今年も「パエリア・タパス祭り」の人気がいかに高いかを証明するかのようでした。
フェルミンチョの作元のりこさんとユニオンリカーズの馬場さん
「発見!福島キャランバン隊」チームめっけ〜ず
来年も、ますます多くの人々がこの祭典に参加し、スペインの食文化を楽しむことができることを期待しています。
実はわたしは、今回初めて伺いました。前後の仕事があったので、2時間ほどの滞在です。行く前には「2時間もとれているし」と思っていましたが、帰る頃には30分も経っていないような感覚でした。来年は、朝から夕方までじっくり楽しみたいと心に誓って、会場を後にしました。
来年の開催が、今からすでに楽しみです。
雨が降った授賞式も思い出になりました。
全国タパス選手権 審査員最高得点賞と全国タパス選手権 第1位を受賞したバスク風チーズケーキ。
バスチー先生の店の加瀬まなみさんと、同じブースでシェリーを注いでくれフェルミンチョの作元のりこさん。
ユニオンリカーずの馬場さんと筆者。
虎ノ門エルトラゴン、白老食堂など素敵な飲食店を展開している日本パエリア協会の栗原さん、
20年前に同じレストランで筆者が大変お世話になった大先輩、飯田橋ロベルトのシェフ前田さんと。
スペインワインと食協会 加藤智子
福岡県生まれ。1997年より「食」の世界において、調理師、パテシェ、サービス、コーディネイト、企画、広報、PRまで幅広く経験。2009年スペイン産オリーブオイルに一目惚れし「食で毎日をもっと嬉しく、人生をもっと楽しく」をテーマにLA PASION(ラパシオン)設立。2011 年「スペインワインと食協会」設立。スペイン食品の輸入・販売、オリーブオイルティスティング講師、PR、編集、執筆を行う。JOSAオリーブオイルソムリエ、調理師。