
【レポート】4年ぶりのリアル開催FOODEX JAPAN2023@東京ビックサイト
こんにちは、スペインワインと食協会の加藤です。
コロナ以降の3年間、FOODEX JAPANではこれまでのように海外から来日して出展というスタイルが叶いませんでしたが、今年は4年ぶりに海外からの出展者を迎えて開催されました。
東京ビッグサイトで開催されるFOODEX JAPANのレポートです。
FOODEX JAPANとは
日本とアジア、世界をつなぐ国際食品・飲料展として
食に関わる皆様と共働し、食の新たな価値を創造する展示会です。
開催は、2023.03.07(火)03.10(金)10:00-17:00(最終日は16:30まで)です。
※世界60ヵ国・地域から食品・飲料メーカー・商社ら2,562社/3,144ブース(国内976社/1,176ブース、海外1,586社/1,968ブース)が出展
主催 : 一般社団法人日本能率協会 一般社団法人日本ホテル協会 一般社団法人日本旅館協会 一般社団法人国際観光日本レストラン協会 公益社団法人国際観光施設協会
(HPより一部抜粋)
ひとことで言うと、国内外の出展者とバイヤーのビジネス拡大のための展示会です。
1976年より毎年開催されており、今回2023年に48回目を迎え、食品・飲料展示会の中で、アジア最大級の規模を誇ります。今朝の速報では、累計来場者数57,825人突破でした。
初日に訪れた私の感想としても、大いに頷ける数字です。

会場近くの最寄駅は、早朝からすでに多くの人。

来場事前登録済みのエリアでも受付前に人が殺到している
会場では、「フローズンフード」、「代替食品」 、「フードテック」、「オーガニック&ウェル ネスゾーン」、「全国食品博」など様々なテーマの展示があります。まさに最新の食トレンドが詰まった空間です。
ブース以外には、講演会やセミナーが開催されています。FOODEXステージと出展者セミナーが二箇所で行われます。FOODEXステージは1日に4つ、出展者セミナーは1日に3~5つが4日間続く盛りだくさんなスケジュールです。
企画ゾーンでは、「New Products Plaza」という、日本初上陸の商品やFoodexの開催の前後半年以内に発売される新製品を国ごとに見るブースも設けられています。そのほかには輸入食品ゾーン、オーガニック&ウェルネス ゾーン、銘柄食肉好感度コンテストなどの企画も。

報道関係者もすでに待機している

会場に続く道に立つ告知。スペイン関係で1枚目だったのは、ENJOY IT’S FROM EUROPEによる「Beef &Lamb from Spain」のもの
私は、世界各国国別のパビリオンが並ぶ「海外出展ゾーン」にあるスペインや、企画場所にあるスペイン関連のブースをまわりました。
写真でご紹介します。

「OLIVE OILS FROM SPAIN キャンペーン」を展開するAOE (Spanish Olive Oil Interprofessional)
スペイン産オリーブオイル専門職連携非営利団体のブース

「OLIVE OILS FROM SPAIN キャンペーン」を展開 するAOE (Spanish Olive Oil Interprofessional)
スペイン産オリーブオイル専門職連携非営利団体のブース

「OLIVE OILS FROM SPAIN キャンペーン」を展開 するAOE (Spanish Olive Oil Interprofessional)
スペイン産オリーブオイル専門職連携非営利団体のブース

スペインブースにあるICEXのブース
スペイン貿易投資庁(ICEXEspaña ICEX:Exportación e Inversiones (ICEX)) は、1982年設立のスペイン産業・貿易・観光省が所管する政府機関です。 本部所在地はスペイン・マドリードで、30以上の国内拠点と約100ヵ所の海外拠点を有しています。
スペインパビリオン内に設けられたセミナー会場では、毎日、魅力的なセミナーが開催されています。
私は、はちみつのセミナーに参加しました。

世界第二位、ヨーロッパでもっとも高品質と言われるはちみつ

世界第二位、ヨーロッパでもっとも高品質と言われるはちみつの生産者によるセミナー

世界第二位、ヨーロッパでもっとも高品質と言われるはちみつの生産者
海外出展ゾーンにあるスペインと少し離れた場所に、ENJOY IT’S FROM EUROPEによるスペイン産牛肉のブースとCataliniaブースがありました。
ENJOY IT’S FROM EUROPEによるスペイン産牛肉のブース

商談の様子

ENJOY IT’S FROM EUROPEによるスペイン産仔羊の試食

イタリア料理からスペイン料理へ転向した青木シェフとスペイン産仔羊ブースで通訳をするひろこさん
肉の種類により、会場内のブース横で、ライブのようにシェフが試食を調理していました。
やはり作りたての試食は、ダイレクトに素材の良さを感じてもらえますね。

ENJOY IT’S FROM EUROPEによるスペイン産牛肉

ENJOY IT’S FROM EUROPEによるスペイン産牛肉を調理する会場内のスペース

ENJOY IT’S FROM EUROPEによるスペイン産牛肉を調理しているシェフ
Cataloniaブース
カタルーニャ産ワインや食材の生産者がそれぞれのブースで商談をしています。

カタルーニャのブース

FOODEX JAPAN2023 Text:スペインワインと食協会
今回私は、Foodexに7年ぶりに訪れました。
会場が東京ビックサイトになったこともスケジュールをこじ開けた理由として大きいです。
最初に感じたことは、7年前よりもスペインエリアが活発になっていることでした。
というのも以前は、フランスやイタリア、アメリカあたりを通ると、目を引くパフォーマンスがあり、人も多く集まり、とても盛り上がっているように私が感じ、スペインはそうでもないように感じたからです。
スペインももっと盛り上がれるはずなのに。。。と、当時、思っていたことが蘇りました。笑
今年は、活発な商談風景を多く見かけたので、日本でこれからますます素晴らしいスペインの味わいが増えそうなことも楽しみです。
スペイン食材×日本の酒、焼酎、地ビールと。
スペインワイン×日本の食材と。
考え出したら、楽しみにが広がりますよね。
もちろんスペインへ行ったときは、スペイン現地で「あ~スペインに来れたな~!」と思いながら現地ならではの味わいを楽しみたいです。
欲張りかもしれませんが、それに加えて、さらに日本のレストランや自宅でも「スペインの味わい」を日本の食材や日本酒とも味わえるなら、こんなに嬉しことはありません。
素晴らしいスペイン料理を楽しめる場もどんどん増えています。
Foodexを通じて、素敵なスペイン製品をもっと味わえるようになることを楽しみにしています。

「OLIVE OILS FROM SPAIN キャンペーン」を展開 するAOE (Spanish Olive Oil Interprofessional)
スペイン産オリーブオイル専門職連携非営利団体のGerente(GENERAL MANAGER)Teresa Pérez Millánと筆者
来年の開催は、
2024.03.05(火)03.8(金)
東京ビッグサイト 東展示棟1~8ホール 西展示棟1~4ホール アトリウム(使用ホールは予定)
今後も、FOODEX JAPANをレポートしていきます。どうぞお楽しみに!
スペインワインと食協会 加藤智子
スペインワインと食協会 加藤智子
福岡県生まれ。1997年より「食」の世界において、調理師、パテシェ、サービス、コーディネイト、企画、広報、PRまで幅広く経験。2009年スペイン産オリーブオイルに一目惚れし「食で毎日をもっと嬉しく、人生をもっと楽しく」をテーマにLA PASION(ラパシオン)設立。2011 年「スペインワインと食協会」設立。スペイン食品の輸入・販売、オリーブオイルティスティング講師、PR、編集、執筆を行う。JOSAオリーブオイルソムリエ、調理師。