World Olive Oil Exhibition@Madrid

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World Olive Oil Exhibition@Madrid

 

さる3月2日と3日にマドリーでWorld Olive Oil Exhibitionというオリーブオイルの見本市が開催されました。
オリーブオイルの見本市といえば、世界最大のオリーブ産地ハエンで開かれるExpolivaが有名ですが、
ハエンはちょっと不便な場所にあるんですよね。私も行きたいと思いつつ、簡単には行くことができません
(バレンシア郊外のわが町からは、バスや列車を乗り継いで7~9時間かかります><)。その点、World Olive
Oil Exhibitionの開催地マドリーは首都なので交通の便がいい上、地理的にもスペインの真ん中。
出展者や来場者には便利な立地ので、今はまだ知名度が低いもののこれから規模が大きくなる可能性を感じます。

私も2日間に渡って会場に足を運びました。今回は60を超える出展があったそうで、
出展者のブースのほかには、全出展者のオイルがズラリと並んだオリーブオイルバーやクッキングショースペース、
テイスティングセミナーと講演のスペースがひとつずつ。特に初日は人出も多く、活気がありました。

偶然にも2月にマドリーで通った2日間のオリーブオイル講座で一緒に勉強した生産者ファミリーがブースを
出していました。なんと、その2日前に国際オリーブオイルカウンシルが発表したマリオ・ソリーナス賞(北半球)の
熟した果実風味部門で2位に選ばれたというではないですか! 再会の嬉しさ倍増でした。

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地元カセレスの品種マンサニージャ・カセレーニャのみを使ったオリーブオイルOleosetin。

ほかにも今までに参加した講座の仲間や講師、知り合いの生産者さんに会う再会の場になりました。

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生産者のフアン。アンダルシアらしいマントン・デ・マニラ柄の美しいボトルの中には、
エメラルドグリーンでハーバルな香りいっぱいのピクアル種のオリーブオイルが。

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携帯アプリOlive Oil Meeting Pointについて説明する私のバレンシアの師匠スサナ。

ところで、見本市の数日前に日本からいらしたオリーブオイルソムリエの方と食事に行った際、
サラダ用に出てきたエキストラバージンオリーブオイルが酸化臭を放っており、「こんなことがあるから
マイオイルを持ち歩かないとねー」と話していたのですが、ドンピシャでこんなものを見つけました。

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日本にも入っているMelgarejoから新発売の1回分のオイルが入ったパック(写真手前)。
これだったら持ち歩きにピッタリです。このサイズのオリーブオイルもスーパーに行くと売っていることは
売っているのですが、品質的にxxxなものばかりだったので、これはありがたい(Melgarejoは世界中の
数々の賞に輝くオイルを作っているメーカーです)。おそらく日本にも入るのではないかと言っていました。

会場では去年同様キケ・ピニェイロシェフによるクッキングショーもありました。ガリシア出身だからか
和食ブームだからか、食材はほとんど魚介類。でも、これまた昨年と同じく日本人にとっては磯の香りが
少々きつ過ぎました。スペイン人はどう思って口にしているのか気になります。

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2日に分けて出展オイルがズラリと並んだオリーブオイルバーでひたすら香りをクンクンしたところ、
悲しいことに顔をそむけたくなるようなにおいを発しているものが何点もありました。これはどういうことか。

実は、意外にも真のエキストラバージンオイルをわかっていない生産者さんがいるのです。
これは、私のオリーブオイル学の先生方も言っていること。日本にはオリーブオイルが苦手という方が
まだまだいらっしゃるようですが、こんなオイルを口にしたらそう思うのも仕方ないことかと思います。
れっきとしたエキストラバージンオイルが劣化してしまったのか、エキストラバージンとは名ばかりの
オイルなのかはわかりませんが、世界中から来場者のある見本市でのこの現状はとても残念でした。

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会場では2つほどトピックを見つけたので、後日またレポートしたいと思います。

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ライター 田川敬子(Keiko Tagawa)

東京都出身。2002年の春に6年来の夢が叶ってバレンシアで就職。日系企業、地元企業を経て、 現在はマイペースで通訳や翻訳、ガイドブックの仕事のほか、日西企業間のビジネスサポートも手掛ける。また『地球の歩き方』等の旅行関連サイトや日本オ リーブオイルソムリエ協会の会報誌などにスペイン情報を寄稿中。『NHK地球ラジオ』等ラジオ出演も多数。JOSAオリーブオイルジュニアソムリエ。

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