伝統的なクリスマス菓子“トゥロン”

By 11 December, 2015FOOD, NEWS, SPAIN
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伝統的なクリスマス菓子“トゥロン”

 

クリスマスが近付き、町もすっかりクリスマス色に染まりました。
スペインにはクリスマスケーキは存在しないってご存知でしたか? では、どんなスイーツを食べるのか。

代表的なクリスマスのスイーツといえば、トゥロンとポルボロン。
ほかにもマサパン、マンテカードス、アルメンドラス・レジェーナス、ペラディージャス、パン・デ・カディス、
ロスコス・デ・ビノ、グロリアス・デ・ナビダなどなど。トゥロンの生産ではアリカンテ県のヒホーナ、
ポルボロンはセビージャ県のエステパが特に知られています。

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今年はヒホーナと、バレンシア郊外のカシノスのクリスマス菓子マーケットに行ってきました。
どちらもアーモンドの産地で、トゥロンをはじめとするクリスマス菓子の生産が盛んです。

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ヒホーナのクリスマス菓子マーケット

ひとくちにトゥロンと言ってもいろいろな種類がありますが、もっとも知られているのがトゥロン・デ・アリカンテと
トゥロン・デ・ヒホーナです。前者はアーモンドの実を卵白とハチミツを使ってカチカチの板状にしたもので、
その固さからトゥロン・ドゥロ(duro=固いの意)とも呼ばれます。ハンマーで割るほど固いんですよ。
きっと歯が欠けちゃう人もいるはず(^^;)  後者は粉状になったアーモンドと同じく卵白とハチミツを板状にしたもので、
柔らかいので別名はトゥロン・ブランド(blando=柔らかいの意)。ほかには、卵の黄身を使ったもの、
ココナッツを使ったものなど、そして最近ではチョコレートを使ったトゥロンがバラエティ豊かです。

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左がトゥロン・デ・ヒホーナ、右がトゥロン・デ・アリカンテ

カシノスのクリスマス菓子マーケットに行って驚いたのは、モダンなトゥロンの多さです。モヒート味やチューインガム味、
オルチャータ味、オレンジ味、リガリス味など初めて目にするものがあちこちに。明らかに人工着色料を使った
カラフルなものもありました。

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ほしいトゥロンをスライスしてもらう量り売り形式

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カシノスではペラディージャも有名。

それに比べると、ヒホーナのマーケットはとても伝統的な品揃えで、買い物をしたお店のおばさんにカシノスで
驚いた話をしたところ、「あんなのトゥロンじゃないわ。ヒホーナのトゥロンは材料も作り方も昔ながらでうんとおいしいのよ」
と対抗意識を燃やしていました(^^;)

この年末年始は日本で過ごすので、友人達と一緒にクリスマスの味を楽しもうとカシノスでもヒホーナでも、
そして足りないかな?と心配になり、地元のスーパーでもたんまりとクリスマス菓子を買い込みました。
スペインのクリスマス菓子はどれも甘~いので、意外と緑茶に合うんですよ。機会があればお試しくださいね。

また、どちらの町でも年間を通してクリスマス菓子が買えるので、お近くに行かれる際はぜひ立ち寄ってみてください。

ライター 田川敬子

東京都出身。2002年の春に6年 来の夢が叶ってバレンシアで就職。日系企業、地元企業を経て、 現在はマイペースで通訳や翻訳、ガイドブックの仕事のほか、日西企業間のビジネスサポートも手掛ける。また『地球の歩き方』等の旅行関連サイトや日本オ リーブオイルソムリエ協会の会報誌などにスペイン情報を寄稿中。『NHK地球ラジオ』等へのラジオ出演経験もあり。JOSAオリーブオイルジュニアソムリエ。

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