日本から世界へ。新進気鋭のソムリエとプリオラート No.1

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日本から世界へ。新進気鋭のソムリエとプリオラート vol.1

こんにちは、スペインワインと食協会の原田です。

スペイン屈指のワイン産地プリオラートには、世界各国から、ワインのプロフェッショナルや愛好家が訪れます。
各村や、生産者主催の、ワインイベントが毎月のように行われていますが、その中でも代表的なイベントの一つが、
D.O.Ca.プリオラート(プリオラート特選原産地呼称統制委員会)が主催し、二年に一度、
世界の名だたるワインのプロフェッショナルを招いて開催される
「エスパイ・プリオラート」です。

・2015年 エスパイ・プリオラートレポートはこちら

エスパイ・プリオラート。今年(2017年)は、5月22日から24日にかけて開催されます。

 

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エスパイ・プリオラート2015 最終日、70名以上の世界のプロフェッショナルを前に、Sarah Jane Evans MW、ソムリエFerran Centellesが、プリオラートのワインについてのマスタークラスを行った。

そして、

貴重なご縁の元、昨年に引き続き今年も、「J.S.A.ソムリエ・スカラシップの優秀若手ソムリエ※」の方々に、
プリオラートをご案内する機会をいただきました。
3日間という限られた時間の中でも、世界を目指す、一流の若きソムリエたちの、意識の高さ、
思いやり溢れる人柄などが伝わってきて、とても感銘を受けました。
優れたソムリエは、サービスやワインの知識だけでなく、日常の生活の中の、小さな行動一つにしても気配りができるのだ、
ということを目の当たりにして、爽やかな刺激をいただきました。

また、ソムリエコンクールでは、ワインだけでなく、全ての飲料に精通する必要があることから、
水や、この地に伝わる風習、郷土料理、歴史など、全てにおいてアンテナを張り巡らせ、
スポンジのように吸収されていました。

若い頃からこんな風に貪欲に学びながら、世界一を目指して経験を重ねていく、
その姿勢を見ていると、半年後、数年後、数十年後は
益々素晴らしいソムリエに、そして人物に成長されるのだろう!
と想像するだけでワクワクしました。壮大な夢を、いただきました。

——

※(一社)日本ソムリエ協会主催「J.S.A.ソムリエ・スカラシップ」
次世代を担う若手ソムリエ(20歳以上27歳以下)の育成、輩出、業界の活性化を目標とした奨学制度で、毎年3名、世界を目指す優秀な若手ソムリエの方々が選出され、副賞としてワイナリー訪問ツアーなどが贈られます。

 

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生産者の説明、会話は全て英語。皆、堪能な語学力と表現力で、
積極的に質問やテイスティングコメントを行う。

そして、2017年4月12日、(一社)日本ソムリエ協会主催、
「第8回全日本最優秀ソムリエコンクール」では、
J.S.A.ソムリエ・スカラシップ優秀若手ソムリエの方々も
コンクールに挑戦されていました。

◯全日本最優秀ソムリエコンクール速報 優勝者発表
https://www.sommelier.jp/topics/view/8thsommelierconcours_winner

コンクールをきっかけに、
世界の頂点を目指す方、
次回の全日本に再チャレンジされる方、
様々だと思いますが、
全てのソムリエの熱い勇姿に、溢れる感動をいただきました。

そして大きな目標に向かって、
階段を駆け上っていかれるソムリエや、
ワインエデュケーター、ワインエキスパートの方々を
これからも心を込めて応援していきたいと思います。

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◀モンサン山脈が見渡せる、シウラナにて。
(2016年2月)

第4回JSAソムリエ・スカラシップ優秀賞
・森本 美雪さん
「コンラッド東京」アシスタント ヘッドソムリエ
コンラッド東京 Wine Club(ソムリエBlog)

・高鍬 未翔 さん
マンダリンオリエンタル東京」ソムリエ

・井黒 卓さん
ロオジエ」ソムリエ

プリオラート、始まりの場所。エスカラデイ修道院にて。▶
(2017年2月)

第5回JSAソムリエ・スカラシップ優秀賞
・岩田 渉さん
Cave de K 」ソムリエ

・秦 亜吏加さん
寺田倉庫株式会社」ソムリエ

佐々木 健太さん
L’AS」ソムリエ

アドバイザーコンクール優勝者
・紫貴あきさん
アカデミー・デュ・ヴァン」講師

エキスパートコンクール優勝者
・和田大さん
IT企業経営

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山間のミクロクリマに恵まれたプリオラートの大地。

その中で確立されたVins de Vila(村名畑ワイン)の制度。
同じビラ(ヴィラージュ)の中でも作り手や畑により全く異なるスタイルのワインが存在しますが、
それぞれのエリアの気候や土壌、ぶどう品種や成熟傾向などの特徴を、
感じていただけたのではないかと思います。

生産者のこだわり、そこから生まれるワイン。
ワインはもちろん、食文化、今までの歩みと、新しい改革、
そして過疎化というプリオラートが抱える深刻な課題まで、
とても熱心に追求されていました。

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訪れたワイナリーは、

エスカラディ村から、Celler Scala Dei、
グラタリョプス村、Àlvaro Palacios、Celler Devinssi 、
ポレラ村、
Celler Vall LlachCeller de l’EncastellFerrer Bobet
トロジャ村、
Terroir al Limit
エル・モラール村Grifoll Declara、
ポボレダ村、Mas Doix
ラ・モレラ・デ・モンサン村、Maius Viticultors、
エル・リョアール村はBodegas Torres Priorat

(2016,2017年)

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D.O.Ca.プリオラートの地図
行政区分での村ではなく、ワイン生産における12のゾーンに分割されている。

訪問ワイナリーと、ワインのご紹介は、
「日本から世界へ。期待の若手ソムリエ達とプリオラート No.2」でご紹介させていただいます。

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スペインワインと食協会 原田郁美

広告代理店でデザイナーとして勤務後、渡西。3年間のバルセロナ生活でスペインワインと食の魅力に取り憑かれる。帰国後「日本とスペイン を つなぐ架け橋」を目指し独立、「スペインワインと食協会」設立。試飲会をはじめ、スペインワイン生産者の日本市場進出サポートを行う。2012年結婚を機に再び渡西。 プリオラートで夫のワイナリー「グリフォイ・デクララ」を支えつつ、スペイン産のワインと食品などの輸出、スペイン語ワイン通訳、プロモー ションを行う。WSET Lebel 3 (Advanced Certificat資格取得)。