フェルミンチョ(3)

フェルミンチョ(3)

西麻布スペイン料理屋「フェルミンチョ(2)」の続々編です。

 

次はスペインの誇るイベリコ豚!

イベリコ(iberico)とはスペイン語で「イベリア半島の」という形容詞。

イベリア半島は南フランスから地中海と大西洋の間に飛び出した大きな半島で

スペインとポルトガルがあるところです。

イベリコ豚はこの半島の独自品種で黒い脚と黒い爪が特徴。

普通の餌ではなく、特別にドングリ(ベジョータ)を食べさせて育てた豚を

イベリコ・デ・ベジョータ(ドングリのイベリコ豚)と呼びます。

 

今日はシンプルにソテーしたものが赤ピーマンや唐辛子と共に彩り美しく登場。

下にはコリンチャットが隠れています。

コリンチャットとはジャガイモとキャベツで作られた付け合わせ。

ドイツのザワークラウトのようですが、ジャガイモを加えることでまろやかに。

逆にジャガイモだけよりもさっぱり感があります。

イベリコ豚は肉自体が力強く独特の風味があります。

今日も脂がのっていて甘くて美味しい〜。

iberico

 

 

 

そして締めくくりはもちろんスペイン風炊き込みごはん

「パエージャ」

スペイン語では「lla」と書いてジャ・リャ・ヤの大きく分けて3タイプの発音があります。

もちろん実際の発音のニュアンスはちょっと違いますけれど

日本語で表現するとこんな感じ。

私は「ジャ」派です!だからパエージャ!

今日の具材は海老、ムール貝、アサリ、イカ、白身魚。

サフランの香りがなんとも郷愁を誘います。

paella

どれもこれも美味しかった♡

ご馳走さまでした。

 

 

 

最後にこの日いただいたワインをご紹介します。

まずは白ワイン。

「NELIN」(ネリン)2009

スペインワインのイメージをそれまでの田舎くさいものから

洗練されたワインへと転換させた立役者として有名な

プリオラート4人組の1人レネ・バルビエさんのワイナリー

「クロス・モガドール」の白ワイン。

2009年の主要品種はガルナッチャ・ブランカ、ヴィオニエ、ルーサンヌ、ピノ・ノワール他

力強く豊かな香りとまろやかな口当たり、長い余韻が特徴的。

インポーターは「オーケストラ」さん。

 

以前バルビエさんにお会いした時に「ネリン」の意味を尋ねたら

亡くなられた愛娘の名前なのだと教えてくださいました。

彼女が描いたというラベルの絵もプリオラートの葡萄畑を連想させてくれます。

大好きなワインです。

ネリン

 

 

シェリーはルスタウ社のアモンティヤード。

褐色がかった外見の通り濃厚な味ですが、すっきり辛口です。

インポーターは「ミリオン商事」さん。

甘口

 

 

そして赤ワインはスペイン北部ガリシア地方のものをセレクト。

キンタ・ダ・ムラデッラのアランダ ALANDA 2009

メンシア、バスタルドを中心にティンタ・フィナなどをブレンド。

果実味豊かでしっかりとした骨格の中にあるエレガントさが魅力です。

インポーターは「ワイナリー和泉屋」さん。

tinto

 

 

素晴らしいスペイン料理に美味しいスペインワイン♡

奥様ののりこさん始め、明るく元気なスタッフの方々の気持ちの良いサービス

そしてフラメンコ音楽が流れる居心地良い空間で

至福のひとときでした。

ごちそうさまでした♬

 

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フェルミンチョ

フェルミンチョ(2)

協会ライター 小成富貴子

スペイン輸入セレクトショップ「アイレ」オーナー。上智大学イスパニア語学科卒。在学中スペインへ留学。趣味のフラメンコは週3回踊り、ワイン好きが高じてワインエキスパートを取得。最近は着物と和小物に夢中。働く女性を応援するのが生き甲斐!日本で一番スペイン飲食店を食べ歩いていることでスペイン業界では有名。Miffyの愛称で親しまれている。